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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第25章 稀少種の闇-享楽-



私にコーヒーを差し出し、ルークは車から色々と持ち出し何かをやっているよう??



「いったい何の装置ですかルーク?
見た目は双眼鏡ですね??」


「・・今は随分と性能が良くなっています‥
双眼鏡も暗視機能も付き倍率も昔の数倍、少しでも3階部分の現状把握と思い見ていますが‥‥」


「暫く居城から出ない内に、技術はまた発展していますね‥
今はそこまで見える性能とは‥‥」


「・・・
完全とはいきませんが、3階部分も登れるようです‥
もしもの為にロープなど、安全面に対応した道具を用意します」


本当に車にどれだけの物を積んで来たのやら、外が中心のルークは最近事情に詳しく、色々な新技術を取り入れる。



(そろそろ私も外に出るべきでしょう)


大戦から殆ど居城の中だったので、本部に入って来る以上の情報に疎い‥
また自由に回って最近技術を覚えたいもの。



(これに掛かっているんでしょう‥
私が探すものも、ルークが探すものも、此処に何かがある可能性が高い)



不自然な記憶と、空座の時の賢人事情‥
私は1つに繋がるのではないかと思っている。


どちらも遺物がキーであり、それを知るのは当時の盟主と賢人なのだから。



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