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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第26章 稀少種の運命-金銀盟主-
少年の頃の私は、この星詠みの講義と教育過程が好きだった‥
星で世界を見る楽しさは、城から殆ど出ない私に別の世界を見せてくれ、世界を知る一番身近な術。
1000年経っても私の一番得意なものは星詠みであり、こうして星空を見ている時間が私の心安らぐ時間。
だから星詠みの解析をしようと思った、少しでも長く星に関与していたかったのかも知れない‥
盟主の責務より、星詠みの方が私に向いている。
「・・・??
霧?・・・もう血の力は消えている筈なのに??」
ハールマンに傷付けられ、流れた少量の血程度だと大地が反応するのは数時間程度、もう夜も更ける今になって、大地が記憶を魅せるとは思えない。
「変ですね‥
いえ、普通に霧でしょうか?」
此処は標高高い山の中、普通に霧が出流れてもおかしくは無いが、何となく違うようにも見える‥
ではこの霧は何故発生した??
立ち込める霧は今日見た中で一番深く、近くの川すら朧気に見える視界‥
これはルークと合流した方が得策と思った時、それは急に私の前に現れた・・
『・・・良かった‥‥やっと‥‥やっと会えた‥‥‥ラシード・・・』
「誰です?
私をその名で呼ぶのは‥
その名で呼ばれる事を嫌うと知って呼ぶのであれば、容赦は一切しませんよ」