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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第26章 稀少種の運命-金銀盟主-



そう‥‥もうあんな思いは‥
餌で無くとも、私のモノを受け入れさせるだけでも、ミアを傷付けてしまう恐れがある。




「もう二度と‥‥傷付けたくない‥‥
どんな方法であれ私はミアを傷付けてしまう、ミアは記憶に無いかも知れませんが、私のモノは‥‥ペニスは女性を壊してしまう‥‥全て受け止められた女性はいません‥
そんな私がミアを抱いてしまったら、私はまた‥‥‥」


『覚えているわ、それでも大丈夫‥
それもラシードが欠片をしまい込んでしまった理由の1つ、受け止めてくれる女性は居ない、だったら何も思わない方が良い‥
さ迷いながらラシードを見ていて心配してた‥‥辛く泣きそうになっているラシードに手を差し伸べてあげたかった』


「知って‥‥それも見ていたんですか?
享楽の宴のやり取りを‥
確かにあの辺りで自覚はしました、私の方が特殊で受け止められる女性など居ないと‥
でも、泣いていませんよ私は‥」


『うんん、宴の後は何時も泣きそうな顔をしていたわ、ラシードはそうは思って無いのかも知れないけど、私から見れば確かに泣いていた‥‥心が‥‥』


「その様に言われたのは初めてです」


私は泣いていたのだろうか?
ミアを失い、気付いた後は享楽の宴の参加を強要され、犯す度に壊れていく女性を目の当たりにして‥
‥‥曖昧な記憶、壊れていく女性を見て感じてどう思ったのか、私の記憶には無い。


だがミアから見れば、私は泣いて‥‥心が悲鳴をあげていたのだろうか?
だから女性に感情を抱けない??


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