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第26章 稀少種の運命-金銀盟主-

父は最後の可能性を賭けてミアに全てを教えて逝った、何時か私が此処に‥‥ミアを思い来る事を予期して。


そう思うまで１０００年も掛かった私、封じ込めたと共に相当鈍いんでしょう‥
鈍い上に押さえ付けていたから、これだけの時を要してしまったとも言える。



「・・・本当にミアを抱いて良いんですか？
覚悟は決めましたが、私は出来る限りミアに優しくしたい、１０００年前の罪滅ぼしですかね？？」


『その為にこうして居るのだもの‥
罪滅ぼしだなんて思わないで、ただ純粋に私を抱いて私を受け入れて‥
私もそう望んでいるから、ラシードの心のままに‥‥私を‥‥責め犯して欲しい』


「・・・くすっ‥‥
１０００年‥‥ミアも随分と言うようになりました、ミアから責め犯して欲しいなんて言葉が聞けるなんて‥」


『ラシードだって、かなり口が上手くなっているじゃない、昔はもっとぶっきらぼうだったわ』


「これだけ長い時を生きれば、勝手に口も上手くなります‥
こればかりは経験です、仕方ないでしょう？」


『・・くすくす‥‥
そうね、何時までも子供じゃ無いんだもの当たり前だったかも‥』


「お互いです‥‥‥ミア‥‥‥」


『・・・あっ、ラシード・・・』


本当に‥‥本当に覚悟を決めて顔を上げてミアの頬を取りキスをする‥
触れるだけでは無く、深く奪うようなキスを‥‥‥