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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第26章 稀少種の運命-金銀盟主-



深く深く‥‥
ミアの舌を絡め、もっと深く‥‥


舌の感触も混じる唾液の味もぬくもりも感じられるのに、それでも頭の何処かで理解はしている‥‥ミアは幻だと、母と父が最後に魅せた幻だと。


それでも構わないと今は思う‥
幻でも、唯一私の心が動いたミア、そのミアをこうして感じて抱けるのだから・・



「‥‥ミア‥‥はぁ‥‥」


『んんっ‥‥ラシード激しい』


「・・・私の心のままにして見ようと‥
そうしたら自然に激しくなってしまったようです」


『・・・うん・・・
ラシードのそんな言葉が聞けて嬉しい』


「私も‥‥ミア‥‥」


もう一度キスをしてから、唇をズラし耳朶を甘噛し首筋に舌を這わせ、ゆっくりとミアとの行為に耽っていく。



『あっ あぁん』


「支えていますが、立っているのが辛いですか?」


『‥‥少し‥‥』


それに少し笑い、私達は草むらに腰を下ろす‥
そのままの勢いで、ミアの喉元から鎖骨に唇を這わせ、昔のドレススタイルなので胸元で縛ってある紐を少しずつ解いて、見えてくるミアの胸の谷間。



「ああ‥‥このまま押し倒してしまったら、草が痛いですね」


『???』


先に私がスーツの上着を脱ぎ草むらに敷いてから、ミアの肩を掴み優しく草むらに躰を押し倒す。



『くすくす‥
優しいのねラシード?』


「男性として当然の礼儀だと思いますが?』



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