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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第27章 ルークの決断-離別-



ハールマンの方は一般教養に問題がある為、暫くは居城併設の関連施設で教育と暗殺の仕込み、主にルークが付くらしい。


此処まで来たら最後まで、これがルークの言い分‥
支障は無いのでルークの好きにさせている。


そういう私は、今まで通り星詠みの解析と見せながら、機会を伺っている‥
先ずは遺物を完全に私の支配下に収める事、これが一番重要。


欠けた記憶は遺物の中、そう分かれば遺物と同調し主として命を下すまでの話‥
賢人共は封印の儀式を知らない、今回の事で明確に分かったので出来る。


最後の問題は遺物の制御法‥
中央施設、私ではロシアは遠い‥
それに私が乗り込んでも、本部遺跡から中央施設に回っている階級ありが居る限り、私の存在はバレる。


多分当時の賢人は、私には絶対に秘密と密約しているだろう、それなのに行っても無意味に近い。



「それに星詠みの方も決め手に欠けますしね」


遺物の制御と星詠みを完全に制御出来ない限り、私は独国近郊までしか離れられない、そんな理由で遺物の制御法は保留にし、星詠みの解析を再び再開。



「エルンストが言っていた巨大な望遠鏡、それがあれば人間でも星の隅々まで見通せる事が出来るのだろうか?」


可能性は此処にあり、だがそれに似合う技術は足りない‥‥これで足踏みしている・・・・・



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