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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第27章 ルークの決断-離別-
「頼みますルーク、遺物と同調している間は私は何も出来ないと思うので、ルークだけが頼りです」
「・・・はい・・・」
盟主は自分を信じてくれる‥
自分の考えの前に、盟主の信用に応えるのが自分の役目、必ず賢人達を牽制し鍵を持つ賢人を見つけ出す!
そしてハールマンを連れて来た理由が、確実な番犬の為だった‥
盟主は本部遺跡の人間を信用していない、だから自分で見付けたハールマンを選んだ、ハールマンだったら絶対に盟主の命を守る、自分もそのように教育したが。
「数日中に遺物との同調を始めます、外の事は全てルークに‥‥宝剣が他の賢人を牽制する事でしょう、上手くお使いなさいルーク」
「心得ています、宝剣を持つ自分に賢人は命令出来ない、それを使って極力中間的立場を貫くつもりです」
「それで良いですよ‥
後あまりハールマンを虐め無いように、今はすっかり私の犬ですからね」
そう言って盟主は応接間を後にした、自分に全てを託して盟主自身は遺物を制する為に‥
昔盟主は言った、Cross selsを使って遊ぼうと、自分も一緒にと。
それを実現する第一歩、盟主が遺物を制すれば、出来る事が更に増える‥
自分はそれに従い待つ‥‥盟主を‥‥