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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第27章 ルークの決断-離別-



「自分は知らない、盟主から何1つ聞いていない‥
それはこの盟主の宝剣に掛けて誓う、何も知らないと」


「そこまで断言するならば本当だろう、盟主は暗躍に何も教えていない」


「そうだな奇跡よ‥
ならば我々は何も出来ぬ、ただ責務を果たし次の賢人に伝授するのみ」


「「「「「・・・・・」」」」」


儀式と奇跡と自分以外、他の賢人は話さない、考える者・静観する者、考えはそれぞれだろうが、口を挟む気は無いらしい。


そう思っていたが・・・



「・・儀式、何故制御法を求める?
あれは本当に盟主不在の時の技、盟主が居られる今、あの技は不要の筈」



(・・門と鍵が何故口を挟む?)


一番この話に無関係な門と鍵‥
この本部遺跡を外から守るのが責務であり、遺物に直接的な関わりは無い。



「門よ、もし盟主が長きに遺物と同調するとならば如何する?
様々な国々からこの本部遺跡に話は来る際限無く‥
それを選別し力を施行しなければ、Cross sels存在そのものに関係する、応えなければこの本部遺跡も攻撃対象にされるのだ、それが大戦時のCross selsと他国との契約」


「・・・・・」


それは大戦時、Cross selsを守る為に他国と結んだ契約、手を貸す事を条件にCross selsには一切手を出さない‥
だからこそ本部も中央も戦争の被害は無かった。



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