この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
契約的束縛外伝・自由への扉ー
第27章 ルークの決断-離別-



「薬で言う事を聞かそうってか、麻薬程度でどうにかなると思うなっ!」


手足を拘束している鎖をジャラジャラと動かし俺を威嚇するが、俺がそんなもので動揺する筈も無い‥
こんなのは大戦中に散々見て来た。



「中身が麻薬とは言って無い‥
‥‥違うな、麻薬の方がまだマシだったと言った方が良いのか?
こいつは大戦半ばで開発された物らしい、資料なんか残っている訳が無いから、どの程度の効果かは盟主しかご存知ない、俺は使えと託されただけだ」


小瓶から注射器に液体を移し、暴れる門と鍵を気にせず腕に注射を打ち込んだ!



「・・くっっ・・・」


「即効性らしいとは説明を受けたが、正確なところは分からない‥
時間勝負か‥‥‥」


打った当初は暴れていた門と鍵も、時間の経過と共に大人しくなり、最後には項垂れ意識はあるが完全に動かなくなった。


そろそろ良い‥‥と思う。



「・・遺物に近付いたのは、遺物を制御するつもりだったのか?」


「・・・・・ああ・・・・・」


微かだが門は答える、yesかnoでも良い、確定な情報が欲しい。


「お前が遺物の制御法を持っているのか?」


「・・俺じゃ‥‥無い‥‥本当に持っているのは‥‥中央トップ‥‥ニコライ‥‥
盟主に何かあった時‥‥こちらから打診すれば‥‥向こうは情報を開示する‥‥それが昔からの‥‥中央トップと門と鍵の契約‥‥‥」


やはり書物は中央施設、そして現在の所有者は中央トップのニコライ・グロネンコ‥
門と鍵は賢人への橋渡し、制御法を確実に守る為に1人にした‥‥これが正解なんだろう。


/962ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ