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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第27章 ルークの決断-離別-
「その制御法は中央の何処に隠されている?
ニコライが直接所持しているのか、厳重に管理されているのか??」
「厳重に管理‥‥されている‥‥
中央施設の底の底‥‥トップしか入れん最下層に‥‥制御法は管理されていると‥‥聞いた‥‥
誰も入れん‥‥地の底‥‥百の罠‥‥トップの承認‥‥全てが揃わない‥‥トップしか‥‥知らない‥‥
‥‥‥くくく‥‥あーっはははは‥‥‥!!」
「・・・ちっ・・・」
強すぎとは聞いていたが、こんな短時間で屈強な男を廃人にするまでの効果があるなんて‥
ハールマン同様、人体実験を繰り返した結果なのかこれは!?
「・・・このまま廃人のまま生かすよりも、殺った方が慈悲なのかよ‥
何時までも消えない戦争‥‥くそっ!!」
暗躍と暗殺を得意とし、少なからずあの大戦に関わった俺が考える事じゃ無いが‥
確かに戦争は技術の発展を促すが、人間の発展は促さない、ただ殺戮し凌辱し人に負の感情を残すだけ‥
ひと言で言えば‥‥くそったれ!
これが一番合っているんだろうな。
「門と鍵は継承は済んでいる‥
‥‥俺からの慈悲だ‥‥
それから‥‥‥すまない‥‥‥」
腰から引き抜いたのは盟主の銀の宝剣、せめて盟主の名の元に門と鍵の賢人を殺った、それで事を収めたい。