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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第27章 ルークの決断-離別-
「本当に子供ですそれは‥」
「・・これは私の推測の域を出ませんが、アリアンロッドは本来人間であったのではないか‥‥そう感じました‥
太古の技術です、人を遺物の核とする技術があったとしても不思議では無いんですよ、未だ解明されない太古の遺物は世界中に存在していますので」
「聖杯やロンギヌスの槍、水晶髑髏や黄金シャトル、水晶レンズ‥‥ピラミッド・アイ‥
遺跡と呼ばれる物は多数」
「流石に良く知っていますねルーク?
その全てが全く解明されていない、もしくは意図すら読めない物‥
だから人は謎の物質オーパーツと呼びます、この本部遺跡の遺物もその1つ、解明を試みた世代もあったようですが、全て失敗しています」
人は自分が分からない物を解明したがる‥
そして手に負えないと知った時オーパーツと名付け、腫れ物のように扱うのが常。
実際に稼働しているオーパーツは少なく、此処‥‥本部遺跡の遺物はその珍しい例、だからこそ本部遺跡は神聖視され腫れ物のように扱う、世界中の権力ある者達が崇めその力を乞う。
それが世界とCross sels本部遺跡の関係、その自然の力にすがりたい愚か者が勝手に集まって来る‥‥昔も今も‥‥