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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第6章 ルークの面倒とミュンヘンの夜2
何時までも窓の向こうとも思い、当初の目的の為に歩き出す‥
今の私が知りたいのは近代技術。
車・戦車・飛行機‥
そしてそれに付随する物。
本部遺跡内の書庫にも納められてはいたが、この図書館にある量から見れば少な目。
だから此処では、そんな関連本ばかりを読み耽っている。
(流石に戦時下ですから、最新鋭の物は皆無ですが、少し前の物から読み取れはしますか・・・)
私が今見ているのは、10年くらい前の設計図‥
10年前と言っても、基本思想は変わらない、ただ新技術が増えていくのみ。
(面白いですねこういうのは‥)
人間は日々進歩していく‥
良い意味でも、悪い意味でも‥‥
今見ている設計図も、基本さえ覚えてしまえば、後は幾らでも応用が利く物‥
そうして人間は、知らず知らず狂気を生み出す。
(預かり知らずと言ってしまえば、それまでなんでしょう)
私やルーク、Cross selsに取っては、戦争などどうでもいい話‥
Cross selsは闇組織と言っても、武器商人では無い。
本部遺跡はともかく、中央施設は人身売買が主力であり‥‥
戦争に荷担するとすれば、戦争で出る難民から、見目が良いのをチョイスし調教し売り払う程度。