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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第6章 ルークの面倒とミュンヘンの夜2



その代わり、世界中に繋がりを持つ巨大な闇人身売買シンジケート‥
中央施設の方は、私が眠っている間に、勝手に巨大化しただけだが。


本部遺跡は、主に国との繋がり‥
聖遺物の力を行使し、国の中枢に関与する‥とは言っても、今は関与率は限りなく低い。


戦争の混乱に巻き込まれないよう、危機回避しているとも言うが、私に取ればどうでもいい事。



「・・さて、時間ですか・・」


次は少々興味を引いた、自動車工場の視察がある‥
設計図を書棚に戻し、ルークと合流するべく、図書館の外へと出た・・・





「面白いですね自動車という物は‥」


「ご主人様、最近二言目には面白いです」


「そうでしたか?
ですが、100の本を読むより1つ実物‥
乗り心地はともかく、あのスピードには驚かされました」


テスト走行で実際に運転させて貰い、私の方はご満足‥
対してルークはというと、近くには居たが、あのスピードにかなり固まっていた。



「確かに速さは‥
実用化されるんでしょうか??」


「おそらくは‥
テスト走行という事は、実用段階という事、近い内に売り出すでしょうね」


ああまで出来上がっているのなら、売らない手は無い‥
今なら上流階級に軍に国へと、需要なら引き手数多。



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