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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第28章 日本という国ーもう1つの祖国ー



「くすっ‥
一緒に飲みませんか?
・・その前に飲めるんですかね??」


『・・・・・??』


言った私も私だが、聞いたアリアンロッドはティーカップを持って首を傾げ、私に無理という意思を伝えて来る‥
どうやら質量は持つが、それ以上は出来ないらしい。



「無理しなくて良いですよ‥
紅茶ありがとうアリアンロッド」


『・・・・・』


テーブルに淹れた紅茶を置き、アリアンロッドはご機嫌の様子‥
その証拠にソファーに座る私の膝に頬乗せて寛ぎ中。



「前々から思っていましたが淹れ方が上手いです、これも世界の記憶なんですかアリアンロッド?」


『・・・・・』


「・・なるほど、お手本はルークですか、しっかり見ていたようですね‥
確かにルークが淹れる紅茶とほぼ同じ、毎日見ていた??」


うんと頷くところを見るからに、アリアンロッドは居城内の至るところを覗き見しているよう‥
何にでも興味を示す、アリアンロッドの特徴の1つ。


これが最近の私の日常、星詠みの解析は技術面で行き詰まり今は殆ど手を出していない‥
解析を始めてから30年以上、もう目新しい事が無くなってしまったとも言う。


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