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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第6章 ルークの面倒とミュンヘンの夜2
「今の視察で、自動車という物は完全に理解しました‥
後は一般か軍用かの派生、そこまで追い掛ける気はありません」
「そうですか・・・」
ルークは、もっと深く追うと思っていたのだろうか?
仕組みを完全に理解すれば、後はどうにでもなる事‥
それならば、違う方向に目を向けた方が良い。
「そう‥1つ寄り道をしたいですね」
「どちらでしょうか?」
「中心地‥娼館です」
「女性をお求めに?」
またルークの早合点・・
「誰が私と言いました?
ルーク貴方ですよ、前にも言いましたが、そろそろ体験しても良い頃‥
前回は未遂で終わりましたからね」
「自分・・・」
意外に渋い顔のルーク‥
機会を外して、また躊躇いでも出たのだろう。
「娼館でヤれとは言いません、既に向こうとは屋敷でと言う事で話済み‥
私が直接、娼館に行かなくても良いよう手配はしましたが、やはり相手女性の確認くらいはしたいと、思い直しただけですよ」
心配無いとは思うが、こんなご時世なら、年を誤魔化すとか病気持ちの女性は居そう‥
その程度ならば、見ただけで簡単に把握出来る。