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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第28章 日本という国ーもう1つの祖国ー



どうやら私が日本人とのハーフというところに引っ掛かったよう‥
私自身ハーフと言う事は少ない、大戦時完全に間違われた程度には、完璧な白人種をしているので、必要以外表には出さない。



「日本語が話せると言ったよな?」


『・・・多分普通程度の語学力ですが話せますね悠真?』


敢えて日本語で返して見たが、私も日本語で話したのは父で最後だから、いまいち自信は無いのは言わない方が良いだろう。



「驚いた!
イントネーションまで完璧とは、俺が話す独国語より上手いんじゃないか??」


「どうでしょう?
父以外の日本人と話したのは悠真が初めてで、合っているのかすら私には分からない」


「父親は?」


「随分前に亡くなっています」


「そりゃすまん‥
そのまま日本に行っても普通に通じる‥
今日はこれだからなぁ‥‥何時か別の場所で日本語で話し合ってみたいな」


「まあ此処は秘密クラブですので‥
私ももう少し日本語を覚えてみたい、興味はあるんですが機会はあまり無いんです」


「その内なコンラート?」


「・・その内・・」


話しは此処で一旦打ち切り‥
理由はショーが始まった為、話すのも憚れる。


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