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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第28章 日本という国ーもう1つの祖国ー

「・・・
それで?
私を此処に連れて来た理由はなんですか悠真??」
私はワインを飲みながら問い掛けて見る‥
初対面なのに、誘った理由を‥‥
「理由‥‥か‥‥
あれを見ていて、粗か様に不快感を示した‥‥からかな‥
痛め付けるのが調教の世界、そう思っている連中は多い、なのにコンラートあんたは違った」
「確かに多いですね‥‥
ですが調教と拷問は別物、私はそう考えます‥
主従関係はあれ、痛め付けるだけでは調教とは言わない、調教者との一定の信頼とでも言うんですか?
鞭を与えるのであれば、ご褒美もあげなければ成り立たない‥‥私の持論ですが‥」
「いや、そっちが合っていると俺も思う‥
信頼関係があるからこそ、調教師と調教者という関係が成り立つ‥
少なくとも俺が知っている世界はそうだった」
悠真の方はスコッチを軽く一気飲み、相当腹に据えている‥‥そんな感じに見える‥
それにしても悠真の世界、日本のSMとはどういったものなのか?
「悠真、あなたは調教師なんですか?」
「・・・いや、少し違う・・・」
「違う??」
「俺は若い頃に緊縛師をした事がある‥
緊縛‥‥1本の縄で女を縛り魅せる、日本独特なんだってな緊縛師というのは‥
だから、仕事が変わった今でも、SMというのが見たくなる、今日のは論外だが普通はもう少しマトモだ」
「・・緊縛師・・」

