この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛外伝・自由への扉ー
第28章 日本という国ーもう1つの祖国ー

「金と権力を持った者は、なんでも許されると勘違いしがち、そしてそういった者が大多数です‥
私はそういうのは好きではありません、プライベートくらい普通にしていたい、それが私流」
「SMとは無縁そうなタイプに見えるが、あの場所に出入りしているんだ縁はあるんだろう‥
だが、俺が見た客の中では珍しいタイプなのは確か」
「嫌いとは言いません、でも見ているだけで充分です‥
知っていましたか?
あの場所は女の売りもある事を??」
「そっちは遠慮している‥
これでも妊娠中の妻が居るんでな、それを裏切る真似はしない」
「失礼ですが、奥様は悠真の緊縛師の事をご存じで‥‥」
「知っている、元々妻とは緊縛師の頃に緊縛者として出逢った‥
たがらこうして見ている分には何も言わん」
確か愛妻家‥‥
その裏にはこういう事情があったとは、本当に人それぞれ‥
1000年以上生きても、人のこういうところには興味が尽きない。
「この国には技術提携で来ている‥‥でしたね悠真?」
「コンラート??」
「独国は性的には割りとオープンな土地柄で、政府指導で来ていても表立って緊縛師をやる事は可能なんです‥
‥‥必要でしたら手を貸しますよ‥‥」
「タダで手を貸すというのか?」

