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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第28章 日本という国ーもう1つの祖国ー

「ええ、独国でもミュンヘンは特に敏感です、理由はCross selsの構成員がミュンヘンの街を平気で歩いている為、何処に目や耳があるか分からない怖さから‥
もし不都合がある話を聞かれてしまったら?
皆考える事は同じでしょう」
「・・捕まるか殺されるか、どの道行き先は良い場所じゃ無い・・・」
「そう恐れられています‥
実際はそこまでミュンヘン市民に手を出していないのに、噂話だけが先行する‥
多少別にはなりますが、悠真が通う秘密クラブあれもCross selsの内の1つ、何か危害はありましたか??」
「・・・無いな・・・
だが噂話だけでは無いんだろうよ、街中が脅えているんだ、本当の部分もある筈」
「真実は‥‥無階級の遊びです‥
気の荒いのも居ますし、ただ殺りたいだけのも居ます、そんなのが積み重なって今の噂話が出来た‥
後はCross selsの内情を多少知る連中が勝手に流したものであり、階級持ちは簡単に素人に手は出しませんね」
「詳しいな?
逆におかしくないか、噂の真相や内情をすぐに言えるなんて変だろ」
なかなかに悠真も勘が良い、私の話で頷かないなど今までに無いタイプ‥
それだけ裏慣れしているというのか、手早く済ませようと思ったのに上手くいかないとは思わなかった。

