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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第28章 日本という国ーもう1つの祖国ー

「どう‥‥答えたら一番良いんでしょうか‥
悠真達が目指す天文学と似て非なるもの、私は巨大望遠鏡で何処まで星が見れるのかを知りたい‥
もし私の予想通りだとしたら、私が持つ知識と組み合わせ誰でも使う事が出来るようにしたい、それが私の目的であり星を見るという点で共通しています」
核心的な事は避けたが嘘は一切言ってはいない、人間が私の本来の目と同程度もしくはそれ以上の星が見る事が出来、私の持つ星詠みのノウハウを全てコンピュータ制御に出来たら、本部遺跡の中だけになるだろうが星詠み‥‥つまり高性能の未来予知が可能になり、一々私が星を詠まなくてもよくなる。
今悠真が言った自由へと貴重な一歩‥
私と、そしてルークが自由になる為の数少ない手立てだから、無理をしてまで私有地の使用許可を出し、私自身が作業工程を見るつもり‥
その為に悠真の話に乗った‥‥付き合うと。
「計算上は数万数十万光年先の星の爆発まで見る事が出来ると出ているが、実際に出来上がり起動させないと確実な事は言えないんだ‥
初のインターネット経由でのコンピュータ制御、なるべく観測所に人が必要無いように、面倒だろうあの場所は?
望遠鏡自体のコンピュータ制御式は世界に数はあるが、無人を前提とした望遠鏡は初、だからアメリカやロシアなどの大国を避けアルプスに目を付け、軍事目的では使用させないよう細心の注意を払って来た」

