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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第28章 日本という国ーもう1つの祖国ー

「受け入れたさ‥‥
それでも日本の文化や思想は残っている、それで十分だろ?
日本人らしくが一番だ俺は‥」
「日本人らしく‥‥
独国は近隣諸国に面していますから、文化は混合で果てが無いほど‥
独国だけではなく欧州殆どに言える事でもあります、昔から奪い奪われそれで独自文化が生まれた国々であり、全体的に似ているでしょうどの国も」
「似ていると言われれば似ている、違うと言われれば何処か違う、混合がヨーロッパなのか、島の孤島で独特の日本とはまた別なんだな‥
とは言え日本も近代化で海外からドンドン知識と文化を取り入れて、昔の日本というのは少なくなって来ている」
「それが時代の流れですよ‥
ずっと昔のままの国は殆ど無い、便利になればそれを取り入れたい、そう思って当たり前なんです‥
悠真が扱う天文学もインターネットも元は外国の知識で技術だった筈、そうやって変わっていくもの」
「・・俺より年より発言だ・・」
「事実を言ったまでですがね私は?」
危ない危ない、つい言葉が過ぎてしまい余計な事まで話してしまった‥
私の持つ知識は、私の見た目ではあり得ない知識、普通の人間と付き合うのなら余計な事は言わない方が良い。
私自身が一番身に染みている筈なのに、話す気になったのは何故だろうか??

