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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第28章 日本という国ーもう1つの祖国ー
「伝手を頼って調達したまでです、それに私も食べましたよ日本食を‥
箸を持つのが大変で、どれだけ言われた事か‥‥」
「ははは‥‥
箸な、慣れないと苦労する」
「最後まで折れませんでしたらかね奥様が、私としては良い勉強になりました‥
それにしても見れないんですね、此処まで設備が整っても」
巨大望遠鏡は分かるが、回りは大量の配線の山で踏まずに歩く方が難儀するほど‥
これでもまだ起動すらしないとは、悠真達はどれだけ拘り作っているか伺い知れるというもの。
「コンピューターってのは配線とモニターだけじゃ動かん、プログラムが入って初めて動き出す‥
プログラムは専門外なんで日本に居るチーム頼りなんだが、組上がったという話も無い‥‥向こうも初の事で苦戦しているんだろう」
「・・全てが揃わなければ只の置物ですか、複雑ですね最新技術は‥
そうそう、悠真が言っていたもう1つの件、用意が出来ました」
『・・・緊縛師か?』
即座に日本語に言い換えた‥
やはり周りには知られたく無いのだろう。
「ええ、日本に発注した時に、悠真が言っていた物もお願いし届いています‥
時間的余裕はありますかね?」
「後2勤務で連休がある」
「では1日空けて下されば、私が迎えに行きます‥
ただ1つだけ条件を飲んで下さい悠真」