この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
契約的束縛外伝・自由への扉ー
第29章 命の重さー盟主の嘆きー

セーフハウスは、まああれだ上流層だったら普通にありそうな豪華な作り、だが何か違和感が漂うというか‥
コンラートを見ても、何も気にしていなく俺だけが感じる違和感なのか?
「・・中を見ても?」
「ご自由に‥‥
どの場所で始めるかも悠真にお任せします」
「こんなに広いと一概に何も言えん」
何部屋あるんだこの屋敷は?
コンラートはリビングらしき場所に居ると言うんで、俺1人が中を彷徨く事にはなった。
(・・・・・
どの部屋を見ても豪華なんだが使われていないというか・・・)
キッチン・応接間・客間から普通の部屋まで、何部屋かは使われている形跡があったが、良く良く見れば軽く掃除はされているものの、何十年も使われていないような埃や昔の物が沢山。
「・・・そうか・・・」
此処には新しい物が無い‥
最新家電や今流行な物、日々進化していく便利な物が1つも置いていなく、まるで戦前かその前に戻ったような古いが確かな物しか置いていない、これが違和感の原因。
(長く使われていないのかこの屋敷は?)
だが掃除の手は入っていて、まるっきり人が出入りしていない訳でも無く‥
金持ちのやる事は分からん、こんな豪華な屋敷を半分見捨てるようなやり方など。
最後に来たのがメインの主賓室、この部屋だけは明かりが点いていた。

