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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第29章 命の重さー盟主の嘆きー

「あっ! あっ!
良いっ! もっともっと責めてっっ!!」
「「っっ!?」」
堪えきれず鳴いた女の言葉は‥‥日本語、これには私も悠真も驚き女を凝視してしまった。
「コンラート‥‥日本人女を捕まえて来たのか??」
「私も驚いています‥‥
私が言ったのは、アジア系女性それだけで、送られて来たのがこの女性でした‥
まさか日本人だったとは‥‥」
日本もアジア系にはなるが、流通が少ない日本人が来るとは私ですら考えていなく、この女が来たのは偶然の産物‥
さて悠真は女が日本人と知り、どんな行動を取るのか?
「‥‥参ったな‥‥」
女を見て悠真は困り顔、同じ日本人と思うと責める手は弱くなる‥‥躊躇うとも言うが、人間心理とすれば当たり前なんでしょう。
「‥‥‥止めますか悠真?」
「・・・
いや続けるさ‥
どうせ帰る事も出来ないんだろ、この女は‥‥」
「裏の取引なので基本的にはそうなります‥
それに帰したところで、この女性の居場所は無い、それだけははっきり言えますね」
「この先は?」
「私は数日この女性を借り受けたのみ、後はまた何処かに売られて行くんでしょう」
「‥‥そうか‥‥」
悠真は一言だけ答え、張り形と呼ばれるぺニスを模した物を持ち、吊るされた女の前に立った。

