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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第29章 命の重さー盟主の嘆きー



(マリエン広場向こうの屋敷、結び付くのは‥‥先ほどのセーフハウス)


あのセーフハウスは、噂のネクロフィリアの持ち物だったのだろうか?
確かにあの中は、大戦時代から変わっていない、まるで保存するかのように。



「・・・・・・・」


コンラートはまた歩き出す、最初に来たマリエン広場に向かって‥
それを追い掛ける俺も俺か、追い掛けて何をしたいんだろうな。



コンラートはまた噴水の前で立ち止まった、だが今度は噴水を見る訳では無く、俺が居る方向に振り返る‥‥初めから知っていたように真っ直ぐと。



「・・・何が知りたいんですか‥‥‥佑真??」


「・・・やっぱり気付かれていたのか・・・」


「・・・途中から・・・」


諦めコンラートの前へと歩いたが、コンラートの方はあまり気にしていない様子‥
興味が無いと言った方が良い、そんな雰囲気まで漂わせている。



「どうして娼館なんかに行った?」


「必要な女の確保、それ以外の目的はありません」


「話の流れから考えれば‥‥」


「‥‥ええ‥‥
途中で耐えきれ無く死にましたよ‥
相場の5倍は支払ったんです、あの娼館が騒ぎ立てる事も無い」


「矛盾していないか?
あの女は助け、違う女は見殺しにするなど」


どう考えても、コンラートの行動に矛盾を感じるんだ俺は!


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