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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第30章 命の重さ2ー盟主の慟哭ー
「・・・・・・・」
今度は悲しそうな寂しそうな意思‥
とはいえ、私でもどうにも出来ない事もある。
「・・・
私やアリアンは普通とは違いますから‥
普通の人間から見れば、私達の存在は恐怖の対象‥‥その程度は理解していますよ」
「・・・・・っ!!」
「???」
急に立ち上がったアリアンから伝わるのは、怒りというか複雑そんな感情‥
今の私の話の中に、アリアンを怒らせる要素を含んでいただろうか?
「・・・・・っっ!!」
「アリアン‥‥
仕方が無いんです、1000年以上生きている私は、普通の人間とは相容れない‥
更に力を使ってしまった今、私が悠真に会えば悠真は警戒するでしょう‥‥人間の自衛法それを理解しなくては‥‥‥アリアン??」
更に激しくなるアリアンの感情、せめて言葉でコミュニケーションが取れれば、もう少し言い様があるが、こうストレートな感情では正論を語るしかない。
「・・・違う・・・」
「っっ!?
アリアンあなた言葉が‥‥‥」
「・・・違う・・・」
違うと言うアリアン、そして黒い人間の影のような姿が変化する‥
影から亜麻色の髪と緑色の瞳を持った‥‥‥10才かそれ以下ほどの子供の姿へ、これがアリアンの本当の姿??