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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第30章 命の重さ2ー盟主の慟哭ー
「・・・・
もしそうだとして、私をどうする気ですか悠真?
このセーフハウスと共に誰に話しても眉唾話、それでも世間に公表するとでも??」
新たにリビングのテーブルに置かれた、客用の煙草を1本取り、私はソファーから立ち上がり広い窓へ寄り掛かる‥
私の挑発を悠真がどう切り返すか?
それも興味があるところ。
「・・・別に何も・・・
俺は事実が知りたいだけで、それを使う気も世間に公表する気も無い‥
技術者の興味本意だな、何でも知りたがる」
「・・・そうですか・・・
このセーフハウスは私というよりCross sels本部遺跡のミュンヘン拠点の1つ、使い勝手が良いので良く使っていました‥
そしてこの屋敷内で女性が次々と消えたのもまた事実、昔は使い捨て‥‥そんな風潮があったのを利用した」
「Cross selsの持ち物、そして噂は本当だった‥‥
だが何故‥‥いやネクロフィリアの噂と関係があるのか‥‥」
「死んだ女性を犯した事はありません、これは否定しておきますよ‥
ただし死に行く女性は犯しました、私自身の為に女性を犠牲にしたのは認めましょう‥‥人は私の事を化け物と言うんでしょう?
‥‥これが真実です、他に質問は??」
悠真を見ずに煙草を吹かす‥
キツい事を言っているが全て事実であり、昔の私との関与も否定しない。