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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第30章 命の重さ2ー盟主の慟哭ー



「化け物なんて思っていない、だが付き合えば付き合うほど違和感を持ったのは確かだ‥
事務所で聞いた話と同一人物だとしても、俺的には拘りは無い‥‥とは思う‥‥
事実が知りたかっただけで、コンラートが俺に対して何かするとは思わん、殺られるんだったらとっくに殺られていると思うしなあ‥‥‥」


「・・・・・・・」


ああ‥‥忘れていました‥‥
人間とは臆病で、それなのに柔軟性が高い人種だと‥
何度も思った事なのに、私の方が忘れていたとは、人生長いというのに成長しませんね私も。




「‥‥くすっ‥‥
それでしたら良いですよ、私ももう少し気楽に話せそうです‥
‥‥とは思いますが、嘘は吐きませんが隠し事はします、主に悠真を守る為ですがね」


「俺を守る?」


「既にCross selsテリトリーでの事がミュンヘンで嘘になっているんです、これ以上踏み込めば戻れなくなるほどに‥
多少裏を知っていようが、深く知らない方がいい‥‥良い事などありませんので‥‥」


「コンラートあんたは?
そこまで深く関与しているのか??」


「・・・これ以上ないほどに・・・」


このラインは明確にしなければ‥
悠真は普通の人間で、私は裏社会そのもの、私のようにとは言わないが、深く関わらせるべきではない‥
悠真は裏に関わるには純粋過ぎる。


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