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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第6章 ルークの面倒とミュンヘンの夜2



「普通が良いのですよね?
でしたら初めに、私をギュッと抱き締めて下さい」


「抱き締め・・・こうですか?」


パウリーネに近付き、彼女の躰をギュッと抱き締めて見る・・



「あたたかいでしょう?
私も普通にギュッとされたのは久しぶり‥」


「あたたかくて柔らかい‥
それに‥良い匂いがします‥‥」


香水?いや石鹸??


彼女から甘い匂いがする・・



「キスも‥初めてですよね?」


「ええ・・・・・」


彼女が爪先立って、自分の唇に口付ける‥
唇も柔らかい、女性というのは何処に触れても柔らかいのだろうか?



「その‥唇が触れ合うだけで満足出来ますか?
もっと深く‥舌を絡めるくらい、ディープなキスはお望みではないですか??」


舌を絡めるくらい?


盟主が女性を犯す時に、キスをした姿すら見た事が無い‥
普通はキスし合うもの‥なのか??


でも‥もっとこの柔らかさに触れたいとも思う‥
今度は自分の方からキスしたら、パウリーネは自分の舌に己の舌を絡めて来た。



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