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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第31章 ルークの暗躍-沈黙の10年
胸中心は深く、後はプレイに見えるように浅く、見た目はナイフを使った加虐趣味で通るだろう‥
それが許される立場、第3階級という立場は伊達では無い。
「・・・射精もせずか・・・」
ぺニスを女のマ○コから引き抜けば、既に萎えた状態‥
元々その気ではないセックスだ、性欲反射などこんなものだと思う‥‥どれだけ冷めているんだか。
衣服を適当に直し、処理担当の下部階級に連絡、やって来た連中が女の後始末をするのを横目で見て、俺は気分を変える為にシャワーを使う事にした。
(・・・相変わらず罪悪感という言葉はある・・・)
流れるお湯を見ながら考えるのは、血を奪った女の事‥
自分が生きるのに必要だとは理解しているが、罪悪感が無い訳じゃない。
暗殺を得意としていても、関係の無い人間まで手を掛ける気は無いし、そんな趣味も無いつもり‥
‥‥ギリギリでも人間で居たいんだろう俺は‥‥
盟主のようにはなれない‥‥
かと言って普通の人間から離れているのが俺、賢人という時点で離れているというのに、その賢人共からも特別視される仮眷族の身体。
普段は切り離して考えるが、こんな時くらい本来の俺が出て来る‥
そもそも産まれた時から裏の俺に、本来の自分というのがあるのか甚だ疑問も持つが、関係の無い女を殺して平気でいられるほど冷徹になれない。
俺もまだまだ甘い。