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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第32章 ルークの暗躍2-解明された秘密
「・・・
それを知ってどうする?
お前が遺物を制御するというのか??
生憎だが現状俺が知っている制御法を知っても、なんの役にも立たん」
「‥‥という事は知っている訳だ、そしてあんたが知っている制御法は使えない事も‥
門と鍵の最後の言葉に偽りは無かった‥‥あれで偽れたら、あの世に逝った門と鍵に称賛を贈っていたところだ」
「・・・
貴様何者だ、何故門と鍵の賢人を知っている?」
「手を頭の後ろに組んで、ゆっくりこちらに振り向けよ」
油断は失敗に繋がるが、ある程度こちらを理解して貰わんと話が続かない‥
銃口を突き付けたまま、言った通りに両手を頭の上で組んだニコライを俺の方に振り向かせた。
「・・・・・
それは本部遺跡のローブ」
「意外に知っているみたいだな、本部遺跡以外で見る事も稀だと言うのに‥
少しは見直してやるよ」
「ふん世辞は結構‥‥
それで本当の目的はなんだルーク・ガルシア、たかが第3階級如きに俺をどうにか出来ると思っているのか‥‥馬鹿馬鹿しい」
「良く見ろよピアスを‥‥
たかが中央第1階級如きに俺は止められん」
「なんだと‥‥
いや二重ピアス、それもそのピアスは‥‥‥賢人‥‥‥」
「ああそうだ、繋ぎと暗躍と暗殺の賢人ルーク・ガルシア‥
気付かなかったのはお前、門と鍵と繋がっているんだ、少し調べれば分かった事」