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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第32章 ルークの暗躍2-解明された秘密



「・・・拒否すればどうする?」


「・・・・・」


ニコライの言葉に俺は無言で拳銃の引き金を引く、勿論死なない程度に脇腹を掠める程度に留めたが。



「言った筈だ、あんたの生死はどうでも良いと‥
ただの承認の為の人員、その程度にしか思っていない‥‥第1階級の変わりなど幾らでも存在する」


「・・・
何を言っても無駄そうだな」


「ああ‥‥罠は俺が引き受けてやるよ」


「ふんっ自信家だ」


「自信では無く確信なんだが‥
俺の能力をそこまで甘く見るな、産まれた時から裏に居る俺は、この程度の罠で動揺もしない‥‥もっと酷い思いもしたしな」


大人しく付いて来るのなら文句は言わん、本当に罠は処理するが‥
まず手始めと言わんばかりに、背中のリュックからガラス玉を取り出し通路向こうまで転がして見た。



「??
罠が無い?」


「・・・
この1本道までは罠は無い、向こうにある扉‥‥あれは使用している」


「なるほど」


扉を開けて見れば、中は異様な光景‥
なんて表現していいんだ?
人体実験‥‥それが一番適切、まだ大戦時代のような事をやっていたとは。



「‥‥‥胸糞悪い‥‥‥
何時までこんな事を繰り返すんだか‥」


何故俺はこの時よく調べ無かったのか?
目先の書物に集中し過ぎて、俺は人体実験を簡単に考えたせい‥
これがかなり後になって後悔するとは、この時の俺は全く思っていなかった。


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