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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第32章 ルークの暗躍2-解明された秘密
自分が撃たれた事より、何故という言葉が先に来る‥
何故死んだはずのコイツが此処に居るんだと。
「あーーはははは!
何楽しい事してんだよ‥‥ガルシア」
「‥‥‥レフ‥‥トルオフ‥‥‥」
何年も前に俺が殺したはす、頭を銃弾で撃ち抜いて‥‥あれで生きている訳が‥‥‥無い‥‥
なのに何故生きているんだ!?
「なんだ、亡霊でも見る目だなぁ‥‥
ああ!確かに瀕死にはなったさ、お前に撃たれてな‥‥だが生き残った色々とオマケを付けてなあ‥
だというのにコイツが外に出さん」
俺を見ていた目が隣のニコライに移る、そのニコライはトルオフを見て渋い顔のまま‥
という事はトルオフを助けるのにニコライが手を貸したのか。
「・・・化け物を表に放つ趣味は無い、実験動物は大人しく飼われていれば良い話、さぞかし重宝がられているだろ研究者共にな」
「・・・ちっ!!」
"パーーーーンッ!!"
銃声がもう一度、不味いと思ったが助けるには間に合わず、銃弾はニコライの脇腹深くを撃ち抜いていた。
「ニコライっ!?」
「くそっ‥‥
出来損ないの実験体が‥‥
コイツは肉体強化されている、気を付けろ‥‥ルーク・ガルシア」
「‥‥‥なるほど‥‥‥」
俺とニコライのやり取りに苛立つのはトルオフの方、驚き動揺すると思ったのが意外にも冷静だった‥‥そんなところ。