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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第32章 ルークの暗躍2-解明された秘密



パンッ!パンッ!パンッ!
と、何発もの銃弾が交錯、だがトルオフは此処まで素早かったか?



(これも肉体強化の結果かよ)


そう思えばトルオフが俺の間合いに入り、拳銃では無く拳一撃!!



「っっ!!」


瞬間的に避けたが、トルオフの拳は勢い余り床を破壊‥
おいおい、こんなのとマトモに戦えば俺でも怪我はまのがれないぞ!?



「避けるんじゃねぇーー!!」


「ざけんなっ!
受けてダメージを負いたくないぞ俺はっ」


   ・・・嘘だが・・・


受けて受けられない事はないが、簡単に手の内を明かすのも癪に触る、そして左腕の回復速度‥‥その全てを考えれば、暫くはやり過ごすのが有効。


避けたついでに1発打てど、トルオフもかわしに掛かり中々当たらない‥
俺の銃の腕が悪い訳では無い、トルオフの回避行動が早い為だ。



(どちらかと言えばハールマンに似ている)


戦闘力、素早さ、戦争という影で人体実験されたハールマンの身体、トルオフはそれに近い‥
近いが何処か違う‥‥何処と問われれば答えられないが、なんというかこちら側に近いような感覚。



(まさかな、俺の勘違いだ)


今考えた事は流し、目の前の戦闘に集中‥
飛び引いて1発の後に更に数発撃ち込み、漸くトルオフに1発入れたが‥‥効いていない!?


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