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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第32章 ルークの暗躍2-解明された秘密
(最低でも銃弾は全て撃たせてしまうか)
迷彩色のズボンとブーツ、上は防弾チョッキに上着1枚と見た‥
服の膨らみ具合からナイフ程度は所持していそうだが、変えの弾装まで所持している感じは受けない。
対して俺の方は、変えの弾装にサバイバルナイフ、役には立ちそうに無いが小型ナイフ複数‥‥そして銀の宝剣と装備は上、オマケも持って回避しているが、これは力を抑えるだけの代物。
「避けてばかりと言うんだったら当てて見ろよ?
まだまだ避ける自信はあるぞトルオフ?」
「‥‥‥貴様‥‥‥」
トルオフが所持する拳銃はロシアでは一般的に普及している物で、弾は多くても10発以内‥‥
要するに10回避ければ拳銃はただの玩具という事だ、それくらいは避けられる。
「ほら‥‥来いよ‥‥
それとも一度殺した相手に怖じ気付いたか?」
「ふざけるなっ!
てめえだけは殺らないと気が済まねえ!!」
パンッ!パンッ!
「っっ!
無作為に発砲して当たるかっ!!」
(身体面は強化されているが、感情面は強化されていない‥‥いや、前より荒く雑になっている‥‥
拳銃は無効化出来るな)
感情のままに引き金を引くトルオフを見、俺は今の状況でも銃弾だけは回避出来ると判断‥
こんな戦闘は冷静さを欠いた方が負け。