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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第32章 ルークの暗躍2-解明された秘密



俺の挑発に乗るくらい、今のトルオフには冷静さが無い‥
あれだけ尻尾を出さず、のうのうとしていたトルオフがだ‥‥もしかしたら俺が頭をぶち抜いた影響か??



パーーーンッ!!



「ちっ‥‥‥
拳銃など無くとも素手で十分!!」


弾が無くなり拳銃を捨て、俺に肉弾戦で飛び掛かって来るトルオフを俺は軽々と回避
‥‥まあ、これを待っていたんだが。



「・・・
漸くか‥‥意外にしぶとい」


トルオフから大きく距離を離し、俺が取った行動は余計な装備を捨てる事‥
拳銃、小型ナイフ、そして背中のリュックサック‥‥落とせばドスッという重い音‥‥そう俺はまだ半分近く残るガラス玉を背負ってトルオフの攻撃を回避していた。



「‥‥随分と軽くなった‥‥
やはり俺には昔ながらの肉弾戦の方が会っている」


「貴様‥‥それだけの重量を持って逃げ回っていたのかっ!?」


俺が捨てた物全て含めれば、総重量は15キロくらいか?
全て放置し、軽く身体を動かせば軽い軽い、これで少しは真面目にやれそうだ。



「‥‥反撃してやるよ‥‥俺の素早さを甘く見るな」


「っっ!?」


トンッと軽い靴音を立てただけで、俺は瞬時にトルオフに詰め寄り、サバイバルナイフを引き出して左腕に一撃!



「これでイーブンだな?」


「隠していやがったのか!?」


「必要に応じて使う、直接戦闘の基本だぞ?」


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