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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第32章 ルークの暗躍2-解明された秘密



「ガルシア貴様も実験者か?」


「お前と一緒にするなトルオフ‥
俺の力は実験じゃない、盟主の大いなる恩恵だ‥‥一緒にされるなど虫酸が走る」


「盟主だ?
そんなものは迷信だろ!
誰1人盟主の顔を見た者は居らず、姿を表した事も無い、信じられるかっ!!」


「当たり前だ、盟主が居られるのは独国本部遺跡内にある居城‥
この俺‥‥盟主の従者にして、繋ぎと暗躍と暗殺の賢人ルーク・ガルシアが言っているんだ、これに嘘偽りは無い!」


キンッ!とナイフを弾き、左腕の傷の上を宝剣の柄の部分で渾身の一撃!!



「くっっ!!」


「骨が折れた音はしなかったな‥
無駄筋肉も盾の内‥‥か‥‥」


「何が盟主だ、何が賢人だ‥
中央に介入しなければ居ないのと同じ事、ニコライ・グロネンコを殺って俺がトップも面白そうだ‥‥あーはははは!」


「・・・・・・・」


直接打撃でもダメージはそこそこ、さてコイツをどうすれば殺れるかという問題‥
双刃で一気に‥‥いや、防弾チョッキがどの程度の強度があるか分からない以上、奥の手は最後まで取って置くべき。



(まず四肢を無効化に‥‥
全力を出せば折れない事はない、俺の方も消耗するがコイツを始末しなければ後々が面倒‥‥‥いや待てよ‥‥‥)


思わず腰の袋に手を伸ばし‥‥‥残り4本、俺の考えが正しければ1本で済む‥
そして俺の方は体力温存出来る筈。


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