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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第32章 ルークの暗躍2-解明された秘密
使える手はなんでも使う、これが今の俺のやり方‥
この手も有効だったら、アイツにくれてやるさ。
「基本的に本部は中央に関与しない、それが昔からのやり方‥‥だが変だと思わなかったか?
定期的に白人女、それも記憶を完全に消された女が独国に運ばれて行く」
「・・・それがどうした??」
トルオフが話に気が向いている内に、俺は再度トルオフに詰め寄る‥
そして腰の袋から未使用の血清の瓶を取り出し、今一番弱っている左腕の傷に突き刺した!!
「??
麻薬か毒か?
さして効かねぇよ俺には」
「どうなんだろうな‥‥
トルオフお前が人間だったら効果はある、俺はそう睨むが?」
「人間だったら??」
「今の話と関係がある‥‥
何故独国に白人女が運ばれるか‥‥それは盟主の為に運ばれて行く」
「盟主の為?
・・・・・っっ!?!?」
驚いた顔をして急にその場に座り込み苦しむトルオフ、どうやら効果はあったよう‥‥俺と真逆の効果。
「盟主は血を好まれる、それも白人女が一番の好み‥
そしてこの瓶の中身も血‥‥血液なんだよ、精製し赤みを消し何十倍にも凝縮された血液」
「それが‥‥‥ぐっっはぁぁ!!」
「辛いだろ?
血液型を問わず凝縮された血液は‥
人間自が血液型以外の血液が入れば拒絶飯能が起こる、基本中の基本の話‥‥俺はそれを利用したまでの事」