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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第32章 ルークの暗躍2-解明された秘密
血液型不適合反応‥
自分の血液型意外の血液を身体に入れてしまった時に起こる症状、融血を起こし臓器にダメージを与え、最後は凝血して死に至る‥
この血清の血液型は無作為、だから必ず拒絶反応が起こると思った。
「はぁはぁ‥‥くっ‥‥
何故貴様が‥‥何故拒絶反応を起こさない‥‥」
「盟主と‥‥そして俺は血を好む‥‥
女であれば血液型なんぞ問わん、貪り食って自身の為の餌にするのみ‥
神と悪魔の中間の存在の盟主、そしてそれの欠片を賜った俺‥‥この世界でたった2人だけ出来る事だ、だから言っただろ?人間だったら‥‥と‥‥」
「・・・化け物がっ!!」
「化け物という自覚はあるさ‥
トルオフ、お前から見て俺は幾つに見える?精々30手前だろ??
実際はもう80年以上生きているのに、見た目変わらず老いる事も無い‥‥‥ああ、普通の人間には理想だったか、不老は権力者が欲するものの1つ、盟主がへきへきしているのも良く分かる」
わざわさ長話をして、からくりをバラしてやっているのか?
それは血清が身体全体に回るのを待つ為、血液型不適合の拒絶反応は地獄と聞く、それをトルオフにじっくりと味合わせたかった。
傲慢は身を滅ぼすというやつだ。