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第32章 ルークの暗躍２-解明された秘密

俺がトルオフに血清を射って２分、普通人間の血液は１分もあれば完全に循環する、途中から血清が混じったとしても２分あれば身体全体に行き渡った筈。


そして拒絶反応も全身に‥‥
踞り動けないのがその証拠‥‥二度も俺の邪魔をしたんだ、ケリはしっかり付けてやる。



「このままでも時間を掛ければ助からないが、より明確に殺ってやるよ‥‥今度は本当に生き返らないまで‥‥」


「‥‥き‥‥さま‥‥」


宝剣を構え左右に振れば現れる２つの刃、まずは用心の為にトルオフの防弾チョッキの繋ぎ目を斬り、上半身裸にして防御を無効化‥
まだ無駄筋肉はあるが、この刃の比では無い。



「‥‥ナイフなど‥‥効かん‥‥」


「勘違いするな、これは盟主の銀の宝剣‥
銀に見えるが全て遺物の欠片を使用している、そして刃はダイヤすらも砕く‥‥俺は試した事は無いが、お前を殺るのには最適だ」


「‥‥く‥‥そ‥‥」


「奥の手は最後に使うもの‥
今度こそ最後だトルオフ、二度と生き返って来るな！」


宝剣を振り上げドスッと正確に心臓一突き！
更に切り返し、反対の刃でその喉元深くをかっ斬った！！