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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第32章 ルークの暗躍2-解明された秘密
行きはニコライが居た為に時間が掛かったが、帰りは俺1人‥
未作動の罠は気になるが、出来る限り高速移動の結果、1時間でニコライの居室まで戻って来た。
「・・・夕方・・・」
深夜に侵入してから15時間弱、随分と時間が掛かったようにも思える‥
15時間で数日分以上の出来事があったような気もするが。
(まず一番初めにやらなければならない事)
デスクの上にある電話‥‥
此処は中央施設トップの部屋、この部屋に盗聴機の可能性は無いだろう‥
だから電話を掛ける‥‥数少ない人間しか知らない、本部遺跡の盟主の居室へと。
『・・・誰ですか?
このラインを知っている者は??』
10年以上‥‥10年以上聞けなかった盟主の声、俺は漸く盟主に連絡する事が出来た‥‥望んだ結果と共に‥‥
「・・・ルークです・・・
ご要望の品を手に入れる事が出来ました、それに伴い中央施設第1階級ニコライ・グロネンコは死亡、後はどうされますか‥‥盟主」
『ルークでしたか‥‥そうですか漸く‥‥
ニコライの後釜は本部遺跡から出します、こちらの都合が良いようにです、それまではルークあなたが代理を務めなさい、そして交代で本部遺跡に戻って来るように‥‥良いですねルーク?』
「ご命令承りました、トップ交代時点で本部遺跡に戻ります」
『待っていますよルーク』