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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第33章 ルークの帰還-雲の上のパウリーネへ‥



丘を登り切れば家は一軒これがパウリーネが住んでいた家‥
ロッチ風のこじんまりとした一軒家、そして見渡す限りの自然、アルプスの反対側というだけで、これほど風景が違うものなのか。



「だが‥‥綺麗だな‥‥」


手付かずの大自然とアルプスの山々、見る事も無いと思っていた豊かな自然の風景‥‥‥こんなのも悪くない。


予想以上に敷地面積が広く、ずっと道なりに歩いていたら、向こうから女性が1人こちらに向かって歩いて来た。



「‥‥あの‥‥
此処に何の用‥‥ですか??」


「‥‥‥っ!?」


歩いて来た女性は‥‥‥パウリーネに似た姿、という事は彼女がアメリア・フランク‥‥なのか?
あまりにもパウリーネに似すぎていて、自分の方が動揺を隠しきれない。



「あ‥‥その‥‥
パウリーネさんを‥‥訪ねて来ました」


「パウリーネおばあちゃん?
珍しい‥‥今までおばあちゃんを訪ねて来た人は居ないと聞いていたのに‥‥お知り合いでしょうか??」


「‥‥‥‥‥
古い繋がり‥‥もしかしたらと思い訪ねて見た‥‥‥」


「そう‥‥‥
だけど、ごめんなさい‥‥
パウリーネおばあちゃんは、もう何年も前に亡くなってしまっているの、だけどおばあちゃんが残した物が沢山あるわ」


「そう‥‥ですか‥‥‥」


"パウリーネおばあちゃん"


それだけ年を重ねたんだな‥‥パウリーネ‥‥


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