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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第33章 ルークの帰還-雲の上のパウリーネへ‥



「‥‥1つ聞いて良いかしら?
どうしてもねパウリーネおばあちゃんとルークさんの接点が見付からないの‥
私の知っている限り、おばあちゃんはスイスから出た事が無いのに、ルークさんはスイスに来てからのおばあちゃんは知らないって言った‥‥おかしいでしょう、どう見てもルークさんは20代か30前半、それなのに私の知らないドイツ時代のおばあちゃんを知っているなんて‥‥」


「‥‥どう‥‥言えば良いのかな‥‥」


アメリアの疑問は最も、こんな若い見た目の俺がパウリーネを知っている訳が無い、普通に考えれば誰でも思う事‥
言い訳はしたくないが、本当の事も言えない‥‥どうする俺??



「おばあちゃんとの約束って‥‥何があったの?
ルークさんも地中海系の人だよね、パウリーネおばあちゃんが好きだった人に関係してる??」


「関係してないと言ってしまえば嘘になるんだろうな、俺はパウリーネさんが好きだった人を知っている‥‥だから此処に来た、古い約束それを果たす為、それが俺の目的なんだ」


「ルークさんは、おばあちゃんが好きだった人側の人?」


「そうなるよな‥‥
だけどパウリーネさんが語らなかったんだから、俺が語るべきじゃない‥‥人誰しも秘密を抱えて生きている、パウリーネさんもパウリーネさんが好きだった人も抱えたまま‥‥」


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