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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第33章 ルークの帰還-雲の上のパウリーネへ‥
(‥‥??
ガルシア様?)
おばさま達はルークさんの事をガルシア様って呼んでる、それにルークさんを知っている素振り‥‥どうして?
「‥‥ガルシアという名前‥‥」
前に聞いた事があると思う‥
そう‥‥パウリーネおばあちゃんと、おばさま方だったかな?その会話の中、その時に何度かこの名前が出ていたの、確か‥‥‥
『いいのですかパウリーネさん、ガルシア様に連絡した方が‥‥‥』
『いいの‥‥
迷惑よ、あの人の事は忘れて?』
『でも大切なレーネさんが事故に‥‥』
『‥‥レーネ‥‥
レーネだけが、あの人の面影を残していたのにね‥‥アメリアは私似ですもの‥
でもいいの、知っているでしょう何も話していないと、だから迷惑にならないようにしないといけないのよ』
『パウリーネさん‥‥‥』
あれは確か‥‥おばさま方のお母様達、ママが事故にあった時に話していた会話の中、その中に一度だけガルシア様という名前が出て来た‥‥そう、ガルシア様に連絡って、そのガルシア様がパウリーネおばあちゃんの好きだった人。
どうして忘れていたんだろう、私が子供だったから?
それともママが亡くなって悲しみに動揺していたから??