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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第33章 ルークの帰還-雲の上のパウリーネへ‥



『‥‥いえ‥‥
私達も好きなんですよアメリア様が、そしてパウリーネ様も好きでした‥
ですから守るのは私達の意思、縛られていませんもの自由にやります』


(えっ?
アメリア様?パウリーネ様??)


今までそんな言い方なんてした事無いのに、おばさま方はルークさんに私とパウリーネおばあちゃんを『様』付けで話している‥
なんで?どうして?理由が分からない。


そしてパウリーネおばあちゃんが預けていたらしい物をルークさんに、ルークさんの方は中身を見て少し驚いて『どうすれば良いのか』と考えてしまった。



(あれは‥‥写真?
だけど小さい‥‥あっ!あの半分!!)


思い付いた写真の残り半分‥
パウリーネおばあちゃんは捨てたのでは無くて、おばさま達に預けていた‥‥捨てられ無かったって言ったもの。


凄く気になる写真の欠片、おばあちゃんの好きだった人が写っている半分‥
でも出るに出れない私、そうもた付いている内にルークさんが写真をポケットの中にしまってしまった。



『お持ちになるのですか?』


『‥‥捨てられ無いだろ?
たった2枚しかない思い出‥‥パウリーネと同じで捨てる事なんて出来ないさ』


2枚‥‥という事は、もう1枚はルークさんが?
それに‥‥あの時みたくパウリーネと呼び捨て、私の前ではパウリーネさんだったのに、今のルークさんは全く違う雰囲気。


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