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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第33章 ルークの帰還-雲の上のパウリーネへ‥



『‥‥過去話‥‥
パウリーネはもう居ない、俺の知っていたパウリーネはもっと前から居ない‥
分かってはいる、俺の方が普通から外れている事くらい、それでパウリーネを苦しめた事も‥‥母親達から聞いているとすれば知っているんだろう?』


『『『ガルシア様‥‥‥』』』


『置いて逝かれるのは俺‥‥
今更ながら、あの方の気持ちが理解出来たような気がする‥‥置いて逝かれるくらいなら何もしない方が良い、辛いのは自分自身‥
こんな結末なんて初めは予想していなかった、だが結果はこれ‥‥パウリーネは既に空の上なのに俺は‥‥‥』


意味が分からない言葉が沢山、だけど言葉のはしはしからパウリーネおばあちゃんを思う気持ちが溢れてる‥
そしてルークさんはまた悲しそうに空を見上げた‥‥まるでパウリーネおばあちゃんを探すように‥‥



(あれがルークさんの心の内、パウリーネおばあちゃんの事でいっぱい‥‥)


何度も何度もパウリーネって‥‥
まさかとは思うけど、ルークさんがパウリーネおばあちゃんが好きだった人?
でもそれじゃ歳が合わない、ルークさんは30手前くらいだよ??


分からない、分からない、分からない、私には分からない、どう考えていいのか私には分からないの。


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