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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第33章 ルークの帰還-雲の上のパウリーネへ‥

『‥‥‥そう言えば‥‥‥
アメリアだが、あの年で結婚どころか付き合った事も無いのか??』
えっ私!?
それに対し、おばさま達は渋い顔してる。
『それが‥‥
アメリア様はパウリーネ様似の器量良しで、言い寄りたい男は数知れず‥
流石にと思い私達が尽く廃除してしまったのですよ‥‥』
『やり過ぎたとは思っています‥
お陰でこの田舎の街でアメリア様に言い寄る男性は居ません、それが逆にアメリア様の婚期を遅らせてしまいました』
『‥‥なるほど‥‥
だからああも純粋なのか‥
だけどな何事も過ぎれば‥‥という言葉もある、一生独身にさせたいのか??』
(ルークさん痛烈‥‥おばさま方も困った顔‥‥)
考えて見れば‥‥
街に出ても、私に話し掛ける男性なんて居ない‥
私に興味が無いと思っていたのに、おばさま達が止めていたなんて、私は全く知らなかった。
『ガルシア様はどうですか?
アメリア様はパウリーネ様に似ております、それにガルシア様でしたら安心です』
『‥‥冗談言うなよ‥‥
幾ら人から外れているとはいえ、俺とアメリアには血の繋がりがある‥
それ以前にもう二の舞は御免だ、パウリーネだけではなくアメリアまで同じ思いをさせろと?
俺と一緒に居るという事がどういう事か分かるだろ、パウリーネでさえ耐えられなかったんだぞ??』

