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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第33章 ルークの帰還-雲の上のパウリーネへ‥



(私とルークさんには血の繋がりが‥‥)


‥‥あるの?
繋がっているという事は、やっぱりパウリーネおばあちゃんの‥‥
だってルークさんはパウリーネでさえって‥‥おばあちゃんは耐えられ無くて別れた、その相手が‥‥ルークさん‥‥


それなのに、おばさま達はなんて事を言っているんだろう‥
私とルークさんだなんて、はっきりと断られたのに、血が繋がっているって分かっていて言うなんてどうかしてる。



『申し訳ありませんガルシア様‥‥
ですがガルシア様でしたらと、血の繋がりは関係無いのかと‥‥』


『俺だって分からないんだよ‥
ただでさえパウリーネに子供が出来ていた事すら知らされていなかったんだ、聞かされたのはつい最近の話で、俺の方が驚いたくらいだ』


『では定期的に送って来る資金は誰が??』


『定期的?』


『はい‥‥
年に数回沢山送って来ます、アメリア様が生涯独身でも有り余る程に‥
アメリア様には内緒ですが』


『俺では無い‥‥という事は思い当たるのは1人しか居ない、俺は最近までドイツにすら居なかったんだ‥
10年以上別場所、しかもこちらの動きは分からず‥‥そうかずっと、あの方らしい』


ルークさんは何も知らなかった‥
あの時のパウリーネおばあちゃんの話はこの事だったんだね、漸く分かったよ‥‥そしてルークさんの気持ちも・・・・・


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