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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第34章 パウリーネ-天空の天使

30分も歩かない内に昨日の3人と合流は出来た、この3人も中々に朝が早い‥
そして持って来たのは小型のトラック、俺が予想していた軍用のような大型の物で無く助かったというところか?
「そろそろ路地売りなんかが始まるんですけどねー」
「毎日同じ場所とは限らなくて‥‥」
「だとすれば手分けした方が早い、そう広い街でも無さそうだからな」
4人別々に回れば効率が良く、尚且つ悪目立ちする確率も減る‥
どうやら3人は街の情報通で有名であり、そんな中に俺が混じれば下衆な勘ぐりが広まってしまうだろう。
狭い街も大変だ‥‥‥
(確かにポツポツと路地売りが出て来た)
今回は花屋と限定しているが、野菜や果物、肉や魚果てには生活雑貨と、店を持たない人が道端を陣取って売り始めている‥‥田舎ならではなんだろうな。
そんな中で花屋だけを回り白薔薇のみを購入、言われた通り複数の店があり扱っている白薔薇の量もそこそこ、今が薔薇のシーズンという事も幸いした。
「集まりましたね」
「本当に大量だなこれは‥
この薔薇を使ってある物を作って欲しい」
俺は作れないが、多分そこまで難しい訳では無いと思う、女性達も気楽に返事をし俺が欲しい物を作ってくれた‥
こういう時の女性とはなんて器用なんだと、男なんか足元にも及ばないな。

