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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第34章 パウリーネ-天空の天使

「写真を見た‥‥
俺の子だったんだな、だけど‥‥」
『仕方が無い事もあるの‥‥‥レーネはそんな運命だったのよ、ルークさんのせいでは無いわ‥‥隠したのは私‥‥
ルークさんの人生の足を引っ張りたくなかった‥‥
どんどんと年老いる私で、ルークさんの負担になりたくなかった‥‥
‥‥それが私の我が儘‥‥‥
でもね、まだアメリアが居る、私とルークさんの子供達はずっと続くの‥‥これからもずっと‥‥』
「‥‥俺は関われないけどな、いや違うな関わってはいけないか‥‥
人は人の間に居るのが一番良い、俺みないのが関わるべきじゃない‥‥‥だから此処に来るのもこれが最後、パウリーネの事も心の片隅にする、そう決めた」
触れられ無いと分かっていても自然に手が動く、透けるパウリーネの頬に手を当てるように‥‥
『そうねアメリアは人ですもの‥‥
普通に結婚して普通に幸せになって欲しいわ、そしてルークさんも‥‥
私に囚われずにルークさんの人生を歩んで、何時か必ずまた心から好きな人が出来る‥‥その時は私を忘れてその人と幸せになってね‥‥私からの願いを叶えて‥‥』
「何時か‥‥か‥‥」
『必ず居るわ‥‥長いルークさんの人生だもの、ルークさんを理解してくれる女性が必ず居る‥‥探してルークさん自身の為に‥‥』

